2016年3月5日土曜日

景気が良いのも考えもの

景気が悪い、悪いと言いますが、今の世において景気とは何かと思うのです。

景気が良いというのは、GDP国内総生産が高くなることですが、

みんなが働き、生産性を高めることで、国全体が豊かになることです。

日本は高度経済成長期を経て現在に至りますが、

景気の良い中国やブラジルの一部はまさに今、

当時の日本のような成長期と思います。

しかし、日本は成長期は過ぎ、ある程度、満たされた世の中になったわけです。

そうなると、新たに成長していける産業もなく、ものを得ようとする動きが鈍くなる結果、

景気の悪い状態になります。

この現状を打開しようと、日本は高品質なものを作ったり、

言い換えれば、贅沢なものを提供しようします。これが今の日本だと思うのです。

また、それを買い占めているのが、中国の爆買いでしょう。

しかし、そのようなものに満ち溢れた日本において、

当たり前のように生活している私たち日本人は、贅沢でもあり、

過保護なほどの環境にあるわけです。

そうした時、生活習慣病や過敏なほどに社会保障を受ける体質になったとは言えないでしょうか。

そのような景気のまわり方は、身を滅ぼしている事と同じです。

もしも、これが本当にあるべき技術革新を妨げる動きにあるとすれば、

技術革新が遅れることで、自分の身に降りかかるリスクを増やし、

救う手立てをなくしているだけなのかもしれません。

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