2021年9月5日日曜日

玄米がダイエットになる理由!

 食欲の秋にダイエットは無謀⁉

ダイエットは意外と続かないもので、その原因は、ご飯が美味しいことにあります。食欲の秋と言われるように冬に備えてエネルギーを蓄えようとするのは本能でもあり、実りの秋も重なって、米にも果物にも糖が入り、最高潮に達する時期でもあるのです。その誘惑に逆らえないのも事実です。

また、それらを食料とする動物も栄養を豊富に得られる時で、肉や魚介類に脂がのってきます。この秋に食べて、糖も脂もどんどん取り込める季節となった事が災いして、太っていくだけの時期にならないように気を付けたいものです。

しかし、どんなに精神力があっても、その食欲は抑えきれないもので、それがストレスで後でドカ食いしたり、リバウンドしてしまっては意味がないのです。

根本的な原因は、その自然な流れに逆らおうとするから問題なわけで、食べないのではなく、食べることでダイエット、減量する方法を見いだす方が良いと考えついたのです。何を食べないのではなく、何を食べるかの方が重要になるのです。

このような時期だからこそ、脂ものってどれもこれもおいしく、甘いご飯が進むのです。何も意識しなければ、必然的に太ってしまう基盤があるという事にそろそろ気づくべきです。

精神論では痩せられない‼

とはいえ、どんなに低脂質、低糖質な食品を選んでも、痩せないのは、栄養に満ちた時であるという事を踏まえれば、俗に言う低カロリーと言われるダイエットでは、結果には繋がるわけもないのです。

もっと究極形に行きつく必要があるわけで、生半可ではないのです。ダイエットや減量は、もっと奥が深く、にわかな知識だけで痩せようとしてきたから大半の方が諦めてきたのかと思えるのです。本気で痩せたいのであれば、もっと知識を身に着ける必要があったのだと顧みるばかりです。

これまでは、精神論で食べないで我慢するとか、運動で消費カロリーを上げるとかばかり考えてきましたが、それでは限界があり、いつか破綻します。きつい断食も辛い運動もはっきり言えば、無駄です。それこそが、自分や自然の摂理に反することだからこそ、その反発は大きいように感じます。つまり、食べることに積極的になれば、自然と瘦せられるようになると考えます。

食べないのではなく、何を食べるか。

しかし、何でもかんでも食べて良いというのではなく、口にするものをあらかじめ決めておく必要もあるのです。大半は、ダイエットの途中で我慢できなくなり、キレ食いやこれくらいならという思いで少しずつ自分に甘くなっているのが原因にあると言えます。

しかし、唐揚げやケーキも食べたいという欲求が出てきてしまうのは、満腹感に満たされていないだけでなく、極度のダイエットで低糖質状態になるからで、そうでなければ、そのような欲にかられることもなくスルーできる状態にもなるのです。だからこそ、普段の食事で満たされている必要があり、そのためにどんなものを食べていたら良いか大切になってくるのです。

米なしでは無理‼

一番の問題は、白米にあるかもしれません。最近、流行りのオートミールは血糖値が上がりにくいGI値の低い食品として、人気になりました。確かに効果はありましたが、長続きしません。それは、オートミール自体があまりおいしくない事にあります。米に慣れ、舌の肥えている日本人にとって、オートミールを主食とするのは、かなりきつい事です。間違いなく、米を食べたくなります。その時、いかにご飯が美味しい事も実感する時でもあります。
日本人にとって米は絶対なのです。米なしでは、日本の食はあり得ないのです。

しかし、白米は糖質の塊です。特に、消化に良い白米は、食後、血糖値を急上昇させ、インスリン過剰となり、その糖は脂肪へと変わっていきます。

玄米こそ本当の米!

そこで、注目されているのが玄米です。玄米は、もみ殻が外され、精白米される前の状態ですが、そこにこそ一番栄養価があるとされ、見直されてきたものです。健康意識ある方なら、玄米を取り入れている方も多いのかと思います。

しかも、大昔の人は、この玄米を主食にしてきました。日本昔話に出てくるような少し茶色がかったご飯を大盛で食べているイメージがありますが、うまそうにかき込んでいる食べている事に憧れを感じてしました。まさに玄米ならそれができるのです。

それは、玄米もオートミール同様GI値が低いからです。確かに味は、白米に劣りますが、オートミールに比べれば、天と地の差で、米というだけで美味しいのです。オートミールは続けられませんが、玄米なら続けられるという違いが出るのです。続けることが大前提のダイエットには打ってつけなのです。

GI値が低く、腹持ちが良い玄米!

ところで、GI値が低いという事は、消化に時間がかかるため、血糖値の急上昇を抑え、インスリンの分泌も少なく、脂肪になりにくいというメリットがあるからです。玄米なら血糖値の上昇が緩やかであるが故に、大量に食べても太りにくいという利点があります。

言ってみれば腹持ちが良いわけで、血糖値上昇が長く続くため、腹も空きにくいのです。また、多めに食べられるため、満腹感も得やすくダイエットのストレスから解放されるのです。

長く高め血糖値を維持していれるため、ついおやつに甘い物を食べたくなるという衝動がおきにくくなるのも事実で、不思議と甘いものに手が伸びないのです。この感覚は、そのような状態でないとわからないので、実際してみる方が理解できます。

玄米には、炊き込みご飯がおすすめ!

とはいえ、玄米を炊くときは、水に12時間から24時間程度浸してから炊いたり、炊く時間がかかるので面倒な事はありますが、白米と違って、ガツガツ食べられるのでおすすめです。

体力的にも血糖値が高い状態をキープできるためか持久力も得られます。白米を食べたような瞬発的なパフォーマンスこそないかもしれませんが、長期的なパフォーマンスが高く、結果に得られる労力は大きいように思えます。昔の人が良く働けたのは、この玄米を主食としているからなのかもしれません。

玄米ご飯はすこし味気ないのが欠点なので、それを補うため炊き込みご飯にするのがおすすめです。鳥釜飯や霧ご飯など、秋のこの時期にはぴったりな食文化を楽しむこともダイエットを続ける大切なことです。

2021年7月22日木曜日

脂肪を減らすには、PFCバランスが重要であるとわかった!

炭水化物抜きダイエットは効果がある⁉

 単純に、ダイエットするとなると、食事のカロリーを減らすということは、誰でも知っているような事で、食事の量を制限したりするのは、いわば常識ではあります。

近頃は、炭水化物抜きダイエットや糖質制限ダイエットと、米、パン、麺類など主食とする炭水化物を取らない方法が流行しています。いわゆるケトジェニックダイエットが有効的であることが分かってきています。

昔ならば、除脂肪、ぜい肉を減らすために、油、脂肪分を摂取しないローファットダイエットが当然でしたが、減量のために、脂ののった肉も食べても良いという考えは、思いもよらないものでした。

ただ単に、炭水化物だけ摂取しなければ、体重減少が見込めるもので、実際経験上、効果のあるものだとわかりました。

このように、どれか一つを制限したり、単一品目だけをひたすら食べる、例えば、りんごダイエットやこんにゃくダイエットなどのように、どれか一つを極端に集中的に制限したり、食べたりするという意味合いでは、今も昔も変わっていないように感じます。

これらの事は、短期的だったり、ある程度の効果は見込めるという事実もありますが、いずれ、行き詰まりが起こるのです。それは、停滞期であったり、飽きでもあったりしますが、追い込めなくなるのです。

ローファットダイエットが、おすすめな理由!

減量のスペシャリストでもあるボディビル界での減量方法は、最終手段は、やはりローファットが用いられるようで、ケトジェニックはその前段階までにしか有効ではないのです。

今も昔も、究極のダイエット方法は、脂を抜く、脂質制限のローファットダイエットが確実だと言えるのです。

だいたい、日本人の主食でもある米を抜くこと自体、無理があり、それだけでもストレスになるだけに、いくらケトジェニックで空腹感が満たされようと習慣化は難しいです。たとえ、多少空腹感があっても、腹八分目というように、炭水化物を取っている方がはるかにマシで、油、脂質をカットして、なるべく脂肪を増やさない事が最短であると思えます。

その理由を経験上、書いてみます。

ケトジェニックダイエットのデメリット!

まず、炭水化物抜きダイエットの場合、糖質は直に脳や筋肉のエネルギー源になるため、抜くと活動量が落ちます。無意識の事なのでわかりづらいもので、それを認識している脳の状態が、低糖質なため気づきにくいのです。

ただ、脂質をとれている分だけ体は元気なのですが、瞬発的な力を出しづらく、運動も続きません。摂取した脂質がダイレクトに脂肪になっていくか、その脂質分があるだけ脂肪(特に皮下脂肪)は減っていかないのです。

また、どことなく体温が低いというか、熱を発してていないような、体が省エネモードになっている状態へ変わっていきます。これでは、カロリーが消費させない上に、さらに活動量が落ちていくため、体重は減っていきません。

そのため、運動も併用しなければならなくなるわけですが、運動すれば、なおさら腹も減り、水分も塩分も欲したくなるため、むくみも起きやすく、体重の数値は、変わらなくストレスを抱え込む日が続くのです。

ならば、脂質もカットしようとすると、糖質も脂質もない高たんぱくな食事で理想的であるようですが、糖質や脂質こそがあくまで、内臓や筋肉のエネルギー源となっているわけですから、消化がうまく働かなくなり、便秘や血流の悪さから、活動量も落ちて、脂肪燃焼とはいかなくなるのです。高たんぱく質のだけの食事は、腸でつまってしまうのです。

逆に、炭水化物だけの食事だけにしてみたらいかがなものかと試した時があります。まさに、うどんやそばなど、日本の昔ながらの食事でもあります。欧米化で肉食になった事で、脂質の摂取量が増えたため、現代の肥満があるように、米ばかり食べていた昔の日本人はそんなに太っていなかったイメージもあります。

しかし、炭水化物類の食品ばかり食べていても、時代は自動化です。仕事も機械化、運動もしないとなると、カロリー消費の採算性がとれなくやはり炭水化物だけでは当然太る結果となるのです。

結論として、何か一つに偏った方法では上手くいかないとわかったのです。

また、究極の方法は、断食ですが、結論から言えば、筋肉が減っていき、ダイエットにはなりますが、健康的ではないです。

PFCバランスに注目‼

最近、ボディビルの減量方法で重要視されているPFCバランスというものを知りました。P(プロテイン=タンパク質)F(ファット=脂質)C(カーボハイドレート=炭水化物)のバランスを決めて食事する方法です。

ボディビルダーでもなければ、筋トレを趣味程度でかじったほどの自分が、そこまで気にするようなこともなく、スルーしていたのです。普通に考えたら、ローファットやローカーボなど、明らかに脂肪を減らす食事にした方が効果的だと思ってしまいます。あくまでハードなトレーニングを行うボディビルダーであるから許される食事方法なのかと考えていた節がありました。

しかし、これが意外とダイエットに重要な事だと気づいたきっかけは、いくら先に述べてダイエット、減量方法を試しても、体重は落ちても、どうしても最後、ぜい肉、皮下脂肪が残ってしまう事、特に下腹部の脂肪が落ち切らないからです。

下腹部の部位は、脂肪燃焼の過程で、最終的に落ちていくところとはされていますが、とはいえ、一向に絞り切れないのが不思議でなりませんでした。どんなにカロリー制限しようが、0カロリー食品に頼ろうが、内臓脂肪は減っても、皮下脂肪だけは残るのです。

だれもがシックスパックの腹筋には憧れますが、筋トレで腹筋はついても、割れる事とは別の事で、皮下脂肪を落とさなければ、きれいなシックスパックは浮き上がってこないのです。重要なのは、筋肉をつける事ではなく、皮下脂肪を減らすとこに切り替えることにもあります。

皮下脂肪を落とすには、筋トレなどの無酸素運動が効果的だとは言われていますが、そんなハードなことを誰もがしたいわけでもなく、時間がかかり、疲労感が残ります。単に皮下脂肪だけを落としたいのであれば、PFCバランスの取れた食事こそが大切なのではないかと考えたのです。

体、筋肉が動いてこそ、カロリーが消費される‼

というのも、炭水化物を減らしても、脂質も減らしても、さらに、タンパク質を減らして断食、ファスティングしても、皮下脂肪に効果がないのは、「体が止まっている」という状態に気づいたからでした。

ダイエット中の体が慣れて、停滞期となるのとは少し違い、車で言えば、アイドリング状態よりもエンジンを切っているような状態に近い感覚があるからです。エンジンというのは生命活動の域ではなく、筋肉活動の範囲の事です。

あくまで、脂肪燃焼しつづける筋肉活動があるから、皮下脂肪も減っていくのです。ところが、炭水化物抜きダイエットで、筋肉の活動量は減り、脳には糖分が回らなくなり、無意識にも運動を拒む状態です。最終的には、筋肉が萎縮していくような感じさえします。それでが、脂肪燃焼とはならないのです。

また、たんぱく質摂取量を増やし過ぎても、腸内活動が悪くなり、便秘になったり、減らし過ぎても、熱や力となるエネルギー源となるたんぱく質がなければ、活動量は明らかに減るのです。

炭水化物が体の血流を上げ、たんぱく質が熱源となって、脂肪燃焼になるから力となり、意味があるのです。活動には、どれかが欠けてもならないのです。

ということを、踏まえれば、PFCバランスがいかに大事かわかってくるように、それを体感して初めて分かっただけ、時間的ロスが大きかったように思えます。そんなことがないようPFCバランスを見直してみてはいかがでしょうか。

ただ、PFCバランスにおいても、ダイエットにローファットは基本となるでしょう。