2021年7月22日木曜日

脂肪を減らすには、PFCバランスが重要であるとわかった!

炭水化物抜きダイエットは効果がある⁉

 単純に、ダイエットするとなると、食事のカロリーを減らすということは、誰でも知っているような事で、食事の量を制限したりするのは、いわば常識ではあります。

近頃は、炭水化物抜きダイエットや糖質制限ダイエットと、米、パン、麺類など主食とする炭水化物を取らない方法が流行しています。いわゆるケトジェニックダイエットが有効的であることが分かってきています。

昔ならば、除脂肪、ぜい肉を減らすために、油、脂肪分を摂取しないローファットダイエットが当然でしたが、減量のために、脂ののった肉も食べても良いという考えは、思いもよらないものでした。

ただ単に、炭水化物だけ摂取しなければ、体重減少が見込めるもので、実際経験上、効果のあるものだとわかりました。

このように、どれか一つを制限したり、単一品目だけをひたすら食べる、例えば、りんごダイエットやこんにゃくダイエットなどのように、どれか一つを極端に集中的に制限したり、食べたりするという意味合いでは、今も昔も変わっていないように感じます。

これらの事は、短期的だったり、ある程度の効果は見込めるという事実もありますが、いずれ、行き詰まりが起こるのです。それは、停滞期であったり、飽きでもあったりしますが、追い込めなくなるのです。

ローファットダイエットが、おすすめな理由!

減量のスペシャリストでもあるボディビル界での減量方法は、最終手段は、やはりローファットが用いられるようで、ケトジェニックはその前段階までにしか有効ではないのです。

今も昔も、究極のダイエット方法は、脂を抜く、脂質制限のローファットダイエットが確実だと言えるのです。

だいたい、日本人の主食でもある米を抜くこと自体、無理があり、それだけでもストレスになるだけに、いくらケトジェニックで空腹感が満たされようと習慣化は難しいです。たとえ、多少空腹感があっても、腹八分目というように、炭水化物を取っている方がはるかにマシで、油、脂質をカットして、なるべく脂肪を増やさない事が最短であると思えます。

その理由を経験上、書いてみます。

ケトジェニックダイエットのデメリット!

まず、炭水化物抜きダイエットの場合、糖質は直に脳や筋肉のエネルギー源になるため、抜くと活動量が落ちます。無意識の事なのでわかりづらいもので、それを認識している脳の状態が、低糖質なため気づきにくいのです。

ただ、脂質をとれている分だけ体は元気なのですが、瞬発的な力を出しづらく、運動も続きません。摂取した脂質がダイレクトに脂肪になっていくか、その脂質分があるだけ脂肪(特に皮下脂肪)は減っていかないのです。

また、どことなく体温が低いというか、熱を発してていないような、体が省エネモードになっている状態へ変わっていきます。これでは、カロリーが消費させない上に、さらに活動量が落ちていくため、体重は減っていきません。

そのため、運動も併用しなければならなくなるわけですが、運動すれば、なおさら腹も減り、水分も塩分も欲したくなるため、むくみも起きやすく、体重の数値は、変わらなくストレスを抱え込む日が続くのです。

ならば、脂質もカットしようとすると、糖質も脂質もない高たんぱくな食事で理想的であるようですが、糖質や脂質こそがあくまで、内臓や筋肉のエネルギー源となっているわけですから、消化がうまく働かなくなり、便秘や血流の悪さから、活動量も落ちて、脂肪燃焼とはいかなくなるのです。高たんぱく質のだけの食事は、腸でつまってしまうのです。

逆に、炭水化物だけの食事だけにしてみたらいかがなものかと試した時があります。まさに、うどんやそばなど、日本の昔ながらの食事でもあります。欧米化で肉食になった事で、脂質の摂取量が増えたため、現代の肥満があるように、米ばかり食べていた昔の日本人はそんなに太っていなかったイメージもあります。

しかし、炭水化物類の食品ばかり食べていても、時代は自動化です。仕事も機械化、運動もしないとなると、カロリー消費の採算性がとれなくやはり炭水化物だけでは当然太る結果となるのです。

結論として、何か一つに偏った方法では上手くいかないとわかったのです。

また、究極の方法は、断食ですが、結論から言えば、筋肉が減っていき、ダイエットにはなりますが、健康的ではないです。

PFCバランスに注目‼

最近、ボディビルの減量方法で重要視されているPFCバランスというものを知りました。P(プロテイン=タンパク質)F(ファット=脂質)C(カーボハイドレート=炭水化物)のバランスを決めて食事する方法です。

ボディビルダーでもなければ、筋トレを趣味程度でかじったほどの自分が、そこまで気にするようなこともなく、スルーしていたのです。普通に考えたら、ローファットやローカーボなど、明らかに脂肪を減らす食事にした方が効果的だと思ってしまいます。あくまでハードなトレーニングを行うボディビルダーであるから許される食事方法なのかと考えていた節がありました。

しかし、これが意外とダイエットに重要な事だと気づいたきっかけは、いくら先に述べてダイエット、減量方法を試しても、体重は落ちても、どうしても最後、ぜい肉、皮下脂肪が残ってしまう事、特に下腹部の脂肪が落ち切らないからです。

下腹部の部位は、脂肪燃焼の過程で、最終的に落ちていくところとはされていますが、とはいえ、一向に絞り切れないのが不思議でなりませんでした。どんなにカロリー制限しようが、0カロリー食品に頼ろうが、内臓脂肪は減っても、皮下脂肪だけは残るのです。

だれもがシックスパックの腹筋には憧れますが、筋トレで腹筋はついても、割れる事とは別の事で、皮下脂肪を落とさなければ、きれいなシックスパックは浮き上がってこないのです。重要なのは、筋肉をつける事ではなく、皮下脂肪を減らすとこに切り替えることにもあります。

皮下脂肪を落とすには、筋トレなどの無酸素運動が効果的だとは言われていますが、そんなハードなことを誰もがしたいわけでもなく、時間がかかり、疲労感が残ります。単に皮下脂肪だけを落としたいのであれば、PFCバランスの取れた食事こそが大切なのではないかと考えたのです。

体、筋肉が動いてこそ、カロリーが消費される‼

というのも、炭水化物を減らしても、脂質も減らしても、さらに、タンパク質を減らして断食、ファスティングしても、皮下脂肪に効果がないのは、「体が止まっている」という状態に気づいたからでした。

ダイエット中の体が慣れて、停滞期となるのとは少し違い、車で言えば、アイドリング状態よりもエンジンを切っているような状態に近い感覚があるからです。エンジンというのは生命活動の域ではなく、筋肉活動の範囲の事です。

あくまで、脂肪燃焼しつづける筋肉活動があるから、皮下脂肪も減っていくのです。ところが、炭水化物抜きダイエットで、筋肉の活動量は減り、脳には糖分が回らなくなり、無意識にも運動を拒む状態です。最終的には、筋肉が萎縮していくような感じさえします。それでが、脂肪燃焼とはならないのです。

また、たんぱく質摂取量を増やし過ぎても、腸内活動が悪くなり、便秘になったり、減らし過ぎても、熱や力となるエネルギー源となるたんぱく質がなければ、活動量は明らかに減るのです。

炭水化物が体の血流を上げ、たんぱく質が熱源となって、脂肪燃焼になるから力となり、意味があるのです。活動には、どれかが欠けてもならないのです。

ということを、踏まえれば、PFCバランスがいかに大事かわかってくるように、それを体感して初めて分かっただけ、時間的ロスが大きかったように思えます。そんなことがないようPFCバランスを見直してみてはいかがでしょうか。

ただ、PFCバランスにおいても、ダイエットにローファットは基本となるでしょう。