コストコに行くと、必ず驚くのは、何と言ってもパッケージの大きさでしょう。カート自体も日本のスーパーよりのはるかに大きいため、一体どれだけ買い込む必要があるのかと思うくらいです。そこが、コストコへのハードルとなるのは間違いないです。
日本の生活スタイルからすれば、スーパーやコンビニで毎日少しずつ必要な分だけ買った方が理にかなっている感じもします。手軽に新鮮なものをいつでも買えるようになったのは、かなりありがたい事ではありますが、それがいつ滞る事態になるかわからない経験もしています。
それが震災であったり、災害です。日本の規律あり迅速な文化があれば、そのような時でも暴動になるような事態は、まずありませんが、それでも日ごろに備えは必要です。今は、昔より防災意識や非常食の備蓄など心がける習慣は出てきましたが、これだけサービスが整た日本にいれば、それを忘れてしまうのも当然です。
滅多に起きないとはいえ、スーパーやコンビニに商品がなくなったり、買いたくても買えない状況を経験しているわけですから、日ごろから警戒だけはしておかなければならないわけです。
そこで、コストコです。コストコの商品は大量イメージが大きいですが、それでは消費しきれないため、保存の効く賞味期限が長いものばかりを扱っている事が多いです。大量買いしてもさほど苦にならないものばかりがあるため、、食材のストックや備蓄に向いています。
これは、アメリカは国土が広いため、スーパーやコンビニが近くになるわけでもなく、車社会で買い物で買いだめしておくスタイルがあるからでしょう。家も敷地も広いため、買っておいても邪魔にならないわけです。冷蔵庫や冷凍庫もアメリカは家庭でも業務用のように大きいほどで、コストコのような大量買いは日常なのでしょう。
ただ、日本のスーパーのように毎日行くかと言えば、そうではなく、たまに行き大量買いしているからこそ、あれだけ大きなカートをいっぱいに買えるのでしょう。あれだけ大量に買えば、金銭感覚が狂いそうになりますが、買い物自体、そう頻繁に行く必要がないようにしているだけだと思うのです。
なにかと頻繁に行きたくなるコストコですが、それは利便性を最大に活用していません。コストコに何度も通い、少しずつ買うより、年に数えるくらい言って大量買いする方が、合理的です。
するとどうでしょう。毎日、買い物に行く時間が省かれ、家でゆっくりした時間が得られるのです。しかも、備蓄にもなるため、日々の安心感がまるで違います。
もともとアメリカも災害が少ないところではありません。ハリケーンや山火事も多い事からも、日本だけが災害に見舞われているわけではなく、防災意識の高さは広大な自然の中で生活しているアメリカこそ高いのかもしれないからです。今でこそ、日本は震災大国のように言われるようになりしたが、昔はそれほどでもなく、むしろアメリカの方が自然災害の脅威はあった感じがします。
そのせいなのかはわかりませんが、大量買いや備蓄習慣があるから、コストコようなスタイルが定着しているのだと思えるのです。日本でもそれを習慣化するのは、これほどサービスが整った今では考えづらいですが、コストコを利用すれば、その価値を見出していけるはずです。
なにより、買い物に時間と労力を使わなくなれる分、テレビやネットを楽しめるようになれる時間が増えるがメリットがあります。映画や娯楽を楽しめるアメリカンスタイルを生活で味わえる醍醐味なのです。
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